禁断の恋

今の彼女との出会いは職場でした。
所謂「夜の店」でお互い働いており、店長とキャストという関係でした。
初対面のことはよく覚えていませんが、とにかく気が強いという印象でした。
彼女が店のナンバーワンということもあり、接したり会社の会議などでもよく名前が挙がる機会が多くあり、恋愛対象としてではなく職場の仲間として意識していました。

働いていく中で気が強い反面、相談などをされたときに見せる弱い部分などのギャップに惹かれていきました。
しかし、夜の世界でボーイとキャストが付き合うというのはご法度で、実際に入社時に書いた誓約書にも罰金100万円が課せられるという記述もありサインもしていました。

私も店長という責任のあるポジションであるという自覚もありましたし、彼女も私の店のナンバーワンとして売り上げにもものすごく貢献していたのもあり、もしも無暗に手を出してしまえば今の地位もお店や上司の信用も失ってしまうという気持ちから必死に自分の感情を押し殺していました。

そんな複雑な気持ちの中、会社の飲み会に同席し酔っ払いつぶれた彼女に自分も酔っぱらっていたというのもあり勢いで告白してしまいました。
すごく驚いていましたが、付き合うことになりました。
付き合ったときは嬉しい反面、後ろめたい罪悪感のような気持にもなり複雑でした。
付き合いでしてお互い辞めるまで半年ほど一緒に働きましたが、やはり彼女が男の人と一緒にお酒を飲んでいる姿を見るのは嫌でしたし、すごく嫉妬もしてしまいました。

恋愛御法度の中での付き合いということでスリルもありましたが、刺激的な日々を過ごしました。
デートは勿論どちらかの家で、外でのデートの時も別々に歩き、別々に電車に乗り、別々に店に入るという異様なものでしたが楽しかったです。

今はお互いに店をやめ私の実家で一緒に住んでいますが、お互い当時を振り返るとまるで夢のような時間だった、すごく昔のような出来事だったと口をそろえて言います。

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